いろいろ思うところがあって、debian を導入しました。Ubuntu などではなく、debian10.5 を導入しました。USBメモリにインストールイメージを入れて Boot してしまえば、他の Linux ディストリビューション同様に、GUI でインストーラが進んでいきます。パーティション構成は、/home のみを別パーティションに変更する以外は、そのままです。インストールパッケージは、多少変更しました(明らかに使わないと思われるパッケージを外しました)。
インストール完了後、GUI できちんと起動して、まずは一安心です。ネットワーク設定は、とりあえず有線 LAN を使い、インストール後に無線LAN を有効化することにしました。まあ、ここから少しハマり出してしまいますがwww。
(1) 無線 LAN Firmware の導入
debian では、非商用パッケージの利用が推奨されています。このため、無線 LAN を使う場合に大事な Firmware は、初期状態では apt-get できません。apt の設定を一部変更し、non-free を追加する必要があります。non-free を追加後、apt-get update を実行しパッケージリストを更新し、その後 apt-get install にて、Firmware をインストールしました。apt の設定ファイルの場所を探すのに少し苦労しましたが、推測した場所にあり、無事に完了しました。家庭内LAN にも問題なくつながりました。
(2) ifconfig がない!
自分に割り当てられている IP アドレスの確認が必要になりました。Vine Linux のころには、画面上部のバーから、接続情報確認、を開くと、無線 LAN 及び有線 LAN に割り当てられている IP アドレスが表示されました。しかし、debian では、そのようなものはありませんでした。
Linux でのネットワーク設定としては、ifconfig コマンドだ、と Linux を使い始めたころから覚えていました。debian でももちろん入っている、と思い、コマンドを打ったところ、Command not found のメッセージが表示されました。(え〜〜〜〜〜)
Web に助けを求めたところ。コマンドが変わっていました。今は ip addressコマンドとなっているようで、出力結果もかなり変わっていて、とまどう場仮でした。ifconfig でなれてしまった身には、移行の障壁は高かったです。
(3) make も gcc もない
これは、インストールするパッケージの選択ミスですが、いわゆる開発環境のインストールが抜けていた、と言うことです。SoftEther の Linux 晩を作ろうと思い、配布されているソースコードをダウンロードして make しようとして、command not found となりました。apt-get install make で、make を導入し、これで大丈夫と思ったら、コンパイル作業の中で、gcc not found となり、再び apt-get install gcc で導入しました。依存関係が多く、かなりのパッケージがインストールされました。(これで開発環境入ったかな)などと考えていましたが、まだまだ甘かった用でした。
(4) Wine が動かない
SoftEther の GUI ツールは、Windows 版のみが提供されています。以前、Vine Linux において、wine を使うことで、Windows 用が使えることを確認していたので、debian でもいけないかな、と思いました。wine のインストール自体は問題なく終わったのですが、その後でトハマりとなることとは、予想できませんでした。
x220-dbian:~$ wine ./ダウンロード/softether-vpnclient-v4.34-9745-rtm-2020.04.05-windows-x86_x64-intel.exe
it looks like wine32 is missing, you should install it.
multiarch needs to be enabled first. as root, please
execute "dpkg --add-architecture i386 && apt-get update &&
apt-get install wine32"
it looks like wine32 is missing, you should install it.
multiarch needs to be enabled first. as root, please
execute "dpkg --add-architecture i386 && apt-get update &&
apt-get install wine32"
wine: Z:\home\xxxxxxx\ダウンロード\softether-vpnclient-v4.34-9745-rtm-2020.04.05-windows-x86_x64-intel.exe の EXE フォーマットが不正です。
wine は、そのままインストールすると、64bit 環境となるそうです。現在、Windows 用のパッケージは x86_64 版のみの配布となっているため、土台は同じ、と考えていました。ところが、何度インストールしようとしても、エラーとなり、インストーラが起動してこないのです。64bit 環境がまずいのか、と思い、.wine ディレクトリを削除し、
EXPORT WINEARCH=win32
をセットして、wine を 32bit 環境にしようとしました。ところが、この状態にして wine を起動しても、SoftEther のインストーラは起動してくれませんでした。その後 wine32 というパッケージがあることをしりました。ただ、単純に apt-get することはできないようで、
dpkg --add-architecture i386
を実行して、apt-get update した上で、apt-get install win32 とすることで、各種ライブラリのインストールも行われて、wine32 が動作するようになりました。wine32 が動作すれば、SoftEther のインストーラが起動しましたので、設定用 GUI ツールのみをインストールしました。ただ、SoftEther の GUI ツールへのショートカット作成に失敗してしまったので、このあたりは、これから回収したいと考えています。GUI ツールでは、仮想 NIC の作成、接続環境の構築、接続操作、といった、Windows 版と同様の操作が可能となりました。
x220-dbian:~$ wine .wine/drive_c/Program\ Files/SoftEther\ VPN\ Client\ Manager/vpncmgr_x64.exe
002a:err:winediag:SECUR32_initNTLMSP ntlm_auth was not found or is outdated. Make sure that ntlm_auth >= 3.0.25 is in your path. Usually, you can find it in the winbind package of your distribution.
0032:err:winediag:WSASocketW Failed to create a socket of type SOCK_RAW, this requires special permissions.
0032:err:winediag:WSASocketW Failed to create a socket of type SOCK_RAW, this requires special permissions.
0030:err:winediag:WSASocketW Failed to create a socket of type SOCK_RAW, this requires special permissions.
0030:err:winediag:WSASocketW Failed to create a socket of type SOCK_RAW, this requires special permissions
(5) samba がつながらない
(4) との絡みで、自宅 FileServer に保存されている(はず)のSoftEther 32bit 版を持ってこようと思い、samba でつなごうと考えました。我が家の FileServer は Vine Linux の samba なので、何も問題なくつながるもの、と安易に考えていました。ところが、samba でつなごうとしたのですが、ファイルタイプがエラーとなりました。(samba 入っていないのかな)と思い、apt-get install samba で導入しましたが、まだファイルタイプのエラーが解消できません。(あっ、cifs-utilsか)。apt-get install cifs-utils を行っても、エラーが改善されませんでした。
root@x220-dbian:~# mount -t cifs -o username=xxxxx //192.168.1.2/public /home/xxxxx/share
Password for xxxxxx@//192.168.1.2/public: ********
mount error(22): Invalid argument
Refer to the mount.cifs(8) manual page (e.g. man mount.cifs)
debian で導入されている cifs-utils のバージョンが高くて、セキュリティの指定を明示的に行う必要があったようでこれまで使ってきた Vine のパッケージでは問題なかったのですが、新しいバージョンを使っていた debian にて課題が露呈した、ということでした。このことにたどり着くのに、結構な時間がかかりました、オプションの指定方法が二種類(vers=3.0 と vers=2.0)あり、先に見つけた方ではまずく、後者を指定することで、接続できるようになりました。
x220-dbian:~$ sudo mount -t cifs //192.168.1.2/public /home/xxxxxxxxa/share -o username=xxxxxxxx,rw,vers=3.0
[sudo] xxxxxxxx のパスワード:
Password for xxxxxxxx@//192.168.1.2/public: ********
mount error(22): Invalid argument
Refer to the mount.cifs(8) manual page (e.g. man mount.cifs)
x220-dbian:~$ sudo mount -t cifs //192.168.1.2/public /home/xxxxxxxx/share -o username=xxxxxxxx,rw,vers=2.0
Password for xxxxxxxx@//192.168.1.2/public: ********
いろいろとトラブルが発生していますが、全般的に動作が軽快にはなっているので、導入したことは、よい方向に向かっているようです。ある程度なれたところで、ホームサーバー群も debian に入れ替える日がくるかもしれません。
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