PC DOS J7.0/V を仮想環境に持ってくることに成功しました。
PC DOS J7.0/V を仮想マシンに導入しようと思い、少々困りました。というのも、PC DOS J7.0/V は二枚目以降の FD が、XDF という専用フォーマットで容量を拡張しているため、そのまま取り込むことができません。DISK1 で起動して、XDF.COM というTSR を 常駐させると、読み書き可能になるのですが、この TSR は、FDC(フィロッピーディスクコントローラ)を操る関係で、USB FDD などでは駄目で、直接 FDD がつながっていないといけない、ということになり、FDD を FDC に直接扱うことのできる機会でないと、中身をコピーできない、ということになりました。
とりあえず、HDD 上に内容を持ち込み、その後ネットワークに流せばいいだろう、と考えるまでは良かったのですが、ここで私の最大の誤算がありました。なんと、
コンバートに使う予定の ThinkPad 560E の Cドライブを FAT32 化してしまった
のです。当初の目論見としては、WIndows 98 を導入している ThinkPad 560E を、FD 起動させ、HDD 上においておき、Windows 98 を起動させてネットワークを使えるようにしてコピーしよう、と目論んでおり、そのために、C ドライブを FAT16 にしていたのですが、うっかり、ThinkPad 560E を起動させたときに、ドライブコンバート忘れているな、と思い、さくっと処理を回してしまい、数分後になってから、「やっちまった〜〜〜〜〜〜(涙)」と気づきました。FAT16 であれば、PC DOS J7.0/V で起動させても読み書きできるのでよいのですが、FAT32 となると、PC DOS J7.0/V は FAT32 は読み書きできませんし、XDF.COM は、PC DOS のバージョンをしっかり見ているので、DOS モードで起動した環境では動作しませんでした。本当に何を血迷ったのか、となりました。ただ、Windows のインストールのため、パーティションは2つに分けていたので、後ろの区画を見てみたのですが、PC DOS 上からは、2GB の壁に抵触するようで、後ろの区画は見えませんでした。早まってはいけない、と痛感しながらも、処理が終わるまで放置するしかありませんでした。
ではどうするか、ということになります。こうなっては、PC DOS J7.0/V を導入したマシン上で、取り込み処理を行い、取り込んだフォルダを、何らかの方法で、持っていくしか無い、ということになりました。今どきのマシンであれば、USB メモリなどを使って、ひょいっと持っていけますが、使えそうなアイテムは FDD くらいしかない状態です。正直、絶望的か、とさえ感じました。
MS-DOS に LANMAN を組み込んで、ネットワークを利用可能にする、ということも考えましたが、オンボードで NIC があるわけではないので、PCMCIA カード経由となると、そこに LANMAN まで組み込むと、流石にコンベンショナルメモリ(640KB)の残りは、かなり厳しくなりますし、そもそも、私自身が DOS 上の PCMCIA ネットワークカードを組み込んだことがない上に、LANMAN を使ったことがない、ということになり、DOS でのネットワークは諦めざるを得ませんでした。
次に思いついたのが 、Flash Path を使う、という方法です。名前に聞き覚えがあるからは、なかなかに古くからデジカメを使っている方、といえるでしょうね。この Flash Path は、SD カードを、FDD を経由して読み書きすることで、1.44MB を超える容量のやり取りも可能になる、ということです。ということで、ヤフオクで入手したのですが、届いたパッケージを見て、唖然としました
Flash Path は Windows 95 以降が対応でした(沈)
ということで、妙案と思っていたこの手もダメそうです。他にはなにかないか、と考えたわけですが、そこで思いついたのが、パラレルクロスケーブルを使って、RDISK を使う、という手でした。たしか、実家にあるはず、と思い、取りに行けばいいだろう、となりました。ただ、市松の不安を感じたので、実家に廃棄同然となっているマシンは、20年前以上前の PC なので、FDD 標準搭載なので、大丈夫だろう、となり、朝早くから実家に取りに行きました。ここで、また落とし穴がありました。
実家においていたはずのパラレルクロスケーブルがない(沈)
ええ、日頃の管理の甘さ、それ以外の何者でもありません。シリアルクロスケーブルとパラレルクロスケーブルが、なぜか見つかりませんでした。やむなく、実家に放置していたマシンを抱えて自宅に戻ったわけですが、ここで私はさらに墓穴を掘りました。
搭載していたビデオカード、出力コネクタがカードエッジではなかった(沈)
のです。このマシン、All In Wonder Radeon という、当時としてはびっくりすることに、録画可能なグラフィックカードで、カードエッジ(端っこ)には、複数のコネクタが用意されているのです。その結果、一般的なビデオカードのように、出力コネクタが直接は出ておらず、専用のケーブルで伸ばして、つなぐことになっていたのですが、そのケーブルを持ってきていませんでした。そもそもどんなケーブルだったかも覚えていなので、実家を探してみても、見つかるとは思えません・・・朝から二時間もかけて実家までいって、何一つ得られるものが無い、という、ふんだりけったりになってしまいました。
さて、ここまできたら、今あるものでなんとかするしかありません。となれば、唯一ののぞみといえそうなのは、Flash Path です。困ったときは Google 様、ということで、Flash Path DOS で検索したら、国内ではなかったですが、DOS 用のドライバを書いている人が見つかりました!入手したときに、ドライバディスク、と持っていたのですが、どうも起動ディスクとなっているようで、この起動ディスクから立ち上げることで、Flash Path を DOS から利用可能になる、という一縷の光が差し込んできました。
早速、当該ディスクを使って、ThinkPad 560E を起動させてみて、手元の Flash Path を読み込ませてみたのですが、反応が芳しくありません。なので、まずは、正常に動作保証されている Windows 98 で認識させてみました。入手した、Flash Path に同梱されていたSDカード(32MB)を入れてみたら、こちらでは、正常にリンクできていないようで、付属のユーティリティにて、強制フォーマットを行ったところ、無事に認識され、ターゲットマシンに持っていってみると、32MB の FD として認識されました。
ここまでこればあとは、単純に、まず PC DOS J7.0/V の各 ディスクの中身を、HDD 上に取り込み、この取り込んだ内容を、FlashPath にてWindows 98 マシンに持っていき、ネットワークに持ち込めばよい、ということになります。コピーを初めて、から不安を感じましたが、なんとか、全ファイルコピーができました。あとは Windows 98 マシン上で、ネットワークにコピーすればよし、となりました。
いろいろな手順を考えてみて、ここまで来るのに、実に一ヶ月以上もかかってしまいました。素直に CD-ROM 版を待てばよかったのか、などとも思いました。DOS なので、CD-ROM 版であっても、起動はどうする?と考えてしまい、存在そのものを否定してしまっていましたが、それがそもそもの間違いだったかもしれません。


最近のコメント